Encryption

Empty is run about freely. Flying, will drink water, it will have a meal, or a swallow will be made anything in the air.

幼児的な、あまりに幼児的な

そろそろ11月が終わる。
今月自分が何をしたか振り返ってみた。
愚行ばかりが目についた。
自分で定めたことを自ら破った。
遊び呆けていた。
それだけだった。
実年齢通りの人間なのか極めて疑わしい。
私はいわゆる発達障害者(というと、変にアクセス数が伸びたりして嫌なので今後は「非定型」と書く。)なのだが、この特性のおかげで随分と不要な苦労を味わっているように思う。
私という存在そのものが暴れ馬のような感じで、どうにも制御が効かない。
向精神薬の調整が終わってからは少々マシになったと感じるが、それでも人前に出て労働をする水準には達していない。
私は「非定型」と称して、十把一絡げに何かを主張するのは好きではない。
というのも非定型の中には、自閉症スペクトラムASD)と注意欠陥多動性障害ADHD)という下位分類が存在し、その人によってグラデーションが異なるからだ。
また、それぞれの項目で矛盾しているのだけれどなぜか同居する性質があったりして、当事者ですら完全に把握することは難しい。
便宜的になんかそういう名前が与えられているというだけである。
私は一人の非定型発達者ではあるが、同様に診断された他の人々がどうこうという話をここするつもりはない。
健常になりそびれていい歳こいた男が「私は一ヶ月でこれだけバカをしました!」と愚痴るだけだ。

一つ目。
自室の掃除が終わらなかった。
未だに終わる気配すらない。
今月の初旬にゲーム仲間(※全員野郎)が遠方から押し寄せてきて、私の家(※実家)に泊まることになった。
最初に私の部屋が汚いことは告げておいたが、直前になってもほとんど状況が変わらないので徐々にグループLINEから「お前、正気か?」と危機迫った空気が立ち込めてきたを覚えている。
実際に巻き込まれる側になると、だいたいの人間はキレるのだなあとしみじみ思った。
いや、キレない方がおかしいと私でも思う。
客人を家に招き入れるのなら、最低限の掃除はしておくのが礼儀というものだし、その認識はどうしようもなく正しい。
しかし、私にはできなかった。
なんなら、前日になっても「このままじゃヤバい」という実感すら湧いてこなかった。
私自身のことなのに、両親から本気で怒鳴られて「どうやら全員が自室の状況をヤバいと思っているらしい」と思い始めてからようやく片付けを始めた。
一方その頃のゲーム仲間たちは、すでに自分たちが乗る新幹線について話をしていた。
私だけ、スケジュールが破綻している。
必死に掃除をしている最中に「このままじゃ終わらない!」と思った。
当たり前だ。
このまえ掃除をしたのは一体いつだ?
3年以上前だ。
床にばら撒かれた本だのグッズだのをまとめて、飲みかけのペットボトルや薬剤シートの残骸を70リットルのゴミ袋にぶち込み、掃除機をかけ、水拭きして、最後は全体を見回して…なんて1日で出来るわけがない。
だが、あいつらがくるその直前まで本気でやれると思っていたのだ。
最終的に、最寄り駅へと迎えに行くまで掃除をし続けて、待ち合わせ時間ギリギリになってあわててパジャマ姿のまま自転車を飛ばした。
時間感覚がおかしい。
そうして、汚い自室はあまり使われることなくオフ会が終わり、もう掃除の続きをするモチベーションは一切残っていなかった
やったらやりっぱなしである。
私一人が使う分には汚くても大して困らないのが良くないのだと思う。
私の部屋は普段使うものと滅多に使わないものがごっちゃになっている。
その都度どこにあるのか探すのは極めて非効率な作業だが(時間をかけると)結局見つかってしまうことが大半なので、発見時には掃除とか整理とかいう概念はどっかにいっている。

f:id:Prushka:20201128000032j:plain

f:id:Prushka:20201128000139j:plain

f:id:Prushka:20201128000424j:plain

前日。(11/7)

f:id:Prushka:20201128000533j:plain

現在。

掃除ってどうやるんでしょうね。

掃除の必要性は感じているのに、手がつけられない。

なんだこれは?


二つ目。

2万で買ったイヤホンをわずか一週間で洗濯した。

確認していたつもりだった。

カーディガンのポケットに入れっぱなしだったらしい。

呆れた顔をした母親から手渡されて、おそるおそる聴いてみたら普通に音は流れた。

よかった。

よくないだろ。

何回イヤホンを洗濯すれば気が済むのだ。

ICカードだって定期的に水洗いしている。

これもどれだけ注意しても直らない。

ある日ふとした瞬間にやらかしたと気づいて、気づいた頃にはもう終わっている。

今回はことなきを得たが、次はもう見たくない。

f:id:Prushka:20201128001644j:plain

radius HP-NHR31(1週間で洗濯。ごめんね。

リケーブルにリケーブルを重ねたSHURE の SE215sp がついにイカれたので、買った。

重低音の響きがとても良いので満足している。

ボーカルや高音域も普通に出る、というか重低音の響きが良すぎるせいでこっちが相対的に出ていないように聴こえるけれど、ちゃんと綺麗に出力されていると感じる。

付属のイヤーピースだと微妙に音漏れがしたので、Comply Ts-500 に変えた。

これで地下鉄の轟音すら気付かないレベルの遮音性を確保できた。

私はイヤホンがないと外に出られない。

他人の会話がずっと耳に流れ込んでくると頭がおかしくなる。

壊さないようにしないと。


三つ目、今日だ。

自分で取った映画のスケジュールに間に合わなくなった。

今月だけで2回目だ。

いつも映画を見る度にギリギリになってスクリーンに駆け込んでいる。

最近は駆け込むのも論外なレベルで遅刻するようになってきた。

マジでやめたい。

本当は入場者特典目当てで行くつもりだったのだが、起きたときには上映開始時刻をとっくに過ぎていて死んだ瞳になりながら身支度をした。

結果的に本編開始から半分以上経過した状態で出入り口の直近席に入れさせて頂いた。

内容が内容だけに他の来場者には本当に申し訳ないことをしたと思う。

それぞれの映画館の規定にもよるらしいのだが、私がよく利用しているところは原則として入場者特典はスクリーンに入って自分の指定した席に座らなければ貰えない、ということになっているらしい。(つまり、半券と交換と言うわけではない。)

もっとも、時間通りに行けばそんなことはどうでもいいのである。

時間通りに行け。バカが。


以上、自戒。

私は自分で更新すらしていないブログを定期的に読み返すとかいう意味のないこだわりムーブをするので、後々の私の目にも入るだろう。


あとこれは余談だが、「障害も個性」だとかいう主張が電子の海のどこかでされていたと思う。

私は他の大多数の非定型のことは知らんので、仮に「非定型は障害ではなく個性です」と述べられていても、主語がでけえなと巻き添いを喰った気分でタブごと閉じる。

しかし、私のここ一ヶ月のやらかし(全てがそれのせいというつもりはないが、いずれも幼少期から繰り返されてきた例だし、もはや意志の力で制御しうる範囲にないこと)を個性だとかのたまうやつがいたらその場で顔をぶん殴っているに違いない。

「私の個性は、掃除ができないことと、買ったイヤホンを一週間足らずで洗濯することと、映画を予約時間通りに鑑賞できないことです!」ってか。

冗談も大概にしろ。

もう自分で自分の相手をするのは疲れた。

自閉にも飽きはくるのだ。

年明けと言わずに12月からちゃんとやれ、私。